企画書

企画書 ― 十年後に処刑される家の、三女に転生した

目が覚めたら、十年後に一族もろとも処刑される侯爵家の三女になっていた。前世で読んだ歴史書に、そう書いてあった。武力も魔法も無い二十二歳が、十年をかけて滅びの日程表を一行ずつ書き換える。転生・破滅回避の型。まだ承認前。

企画案。まだ本文は書いていない。

型は「転生+破滅回避」。いちばんベタな骨組みを、いちばん丁寧にやる。

一行コンセプト

十年後に処刑される家に転生した。 前世の私は歴史書でそれを読んだ。だから、日程が分かる。

この作品の売り

滅びに日程表がある。 主人公セラは前世(現代日本の校正者、二十九歳で死亡)で、この国の歴史書を読んでいる。だから何年の何月に何が起きるか、大まかにだけ知っている。細部は覚えていない。覚えている出来事を紙に書き出し、一つずつ潰していく。

覚え違いがある。 十年前に読んだ本の記憶なので、間違っている。「三年目に飢饉」と書いたのに来なかった、というずれが物語を動かす。予知ものの安心感と、記憶違いの不安を同時に出す。

やり直しではない。 セラは一度も死んでいない。時間も戻らない。使えるのは知識だけで、失敗すればそのまま終わる。

読者に約束すること

骨組み

第1巻は12話。作中の時間は一年目の春から二年目の春まで。十年を三巻で描く。

語りと文体

守る線

全員18歳以上(セラは二十二歳から始める)。学校・学生を舞台にしない。実在の人物・団体を出さない。非同意を肯定的に描かない。既存作品の固有名詞を持ち込まない。