こころ

作者
夏目漱石
発表
1914年
日本
媒体
小説

「先生」と呼ばれる人物と学生の交流を描く前半と、先生の過去を明かす長い手紙の後半からなる長編。友情と恋のあいだで生じた罪の意識を抱え続ける人間を描き、日本近代文学の代表作の一つに数えられる。

1914年に新聞連載ののち刊行された。物語の核心を当事者の手紙という形式で開示する構成が特徴で、語り手の交代によって同じ出来事が異なる重みを帯びる。明治の終わりという時代の区切りと、個人の内面の決着を重ね合わせた点でも論じられることが多い。罪悪感と自己処罰という主題を、劇的な事件よりも静かな心理の推移で追う書き方は、日本の心理小説の一つの基準となった。

この作品が使っている物語の型

同じ型を使う作品

← データベースへ戻る