デジモンアドベンチャー
- 作者
- 東映アニメーション(原作:本郷あきよし)
- 発表
- 1999–2000年
- 国
- 日本
- 媒体
- アニメ
キャンプ中に異世界へ飛ばされた子どもたちが、それぞれの相棒デジモンとともに帰還を目指すテレビアニメ。携帯型の育成玩具を原型とし、1999年から2000年にかけて放送された。
相棒の生き物には成長期・成熟期・完全体・究極体といった段階が定められ、同一の個体が段階ごとに別の姿へ変わるという体系が置かれている。姿が変わっても同じ存在と分かるよう、色や角の形といった特徴を各段階に引き継がせる設計が取られ、造形が大きく跳ねても系統をたどれる。人間側の子ども一人につき一体という対応を固定したうえで、段階の進行を人間側の心情の変化と連動させることにより、生き物の造形の変化が物語の進行そのものを兼ねる構成になっている。
この作品が使っている物語の型
- 相棒(バディ)特定の任務や仕事のために組まされた二人が、互いを認め合っていく関係性。性格や手法の違いがぶつかり合いながらも、次第に欠かせない存在になっていく。
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。
- 成長と代償人物が何かを得るために別の何かを手放さざるを得ないという交換の構造を扱うテーマ。強く賢くなる過程で失われたものの重さを描けるかが鍵になる。
- 進化・成長する系統同じ生き物が段階を追って姿を変えていくという設定。前の姿と後の姿を並べられること自体が、時間の経過と、そこで失われたものを語る装置になる。
- 族に共通する形同じ族に属する者が一箇所を必ず共有しているという設定。共通点を先に立てておくからこそ、そこから外れた個体の意味が際立つ。