コードギアス 反逆のルルーシュ
- 作者
- 谷口悟朗
- 発表
- 2006–2008年
- 国
- 日本
- 媒体
- アニメ
超大国ブリタニアに占領された日本で、亡国の皇子ルルーシュが絶対遵守の力ギアスを得て、仮面の男ゼロとして反逆を開始するテレビアニメ。知略戦と倫理の代償を描き切り、2000年代を代表する作品となった。
第1期は2006年から2007年、続編R2は2008年に放送された。人に命令を強制する力という便利さの代償が、取り返しのつかない悲劇として必ず回収される脚本設計が本作の背骨であり、正義なき力と力なき正義の間で汚れ役を引き受ける主人公像を完成させた。世界中の憎悪を一身に集めて死ぬことで戦乱を終わらせる結末は、テレビアニメの終幕として最も語り継がれるものの一つであり、ダークヒーローの物語の到達点とされる。
この作品が使っている物語の型
- 二重生活表の顔と裏の顔、あるいは二つの場所・二つの名前を同時に生きる人物を描くテーマ。切り替えの瞬間そのものを見せ場にできるかが設計の鍵になる。
- 復讐受けた害への報いを求めて動く人物を描くテーマ。復讐そのものより、それを遂げた後(あるいは遂げられなかった後)に残るものを描くかどうかで作品の深さが決まる。
- 正義の代償正しいことをした結果、当人が何かを失っていくというテーマ。正義を貫くこと自体は否定せず、その正しさが誰かを傷つける構造を丁寧に描くと安易な勧善懲悪から抜け出せる。