テーマ

正義の代償

正しいことをした結果、当人が何かを失っていくというテーマ。正義を貫くこと自体は否定せず、その正しさが誰かを傷つける構造を丁寧に描くと安易な勧善懲悪から抜け出せる。

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正しいことをしたはずなのに、その結果として当人が何かを失っていくというテーマである。不正を告発する、弱者をかばう、規則を守り通す――行為そのものは正しくても、それによって職を失う、信頼していた相手と決別する、周囲から孤立するといった代償が発生する構造を描く。正義を否定するのではなく、正義には値札がついているという現実を直視させる点にこのテーマの重心がある。

書くうえで避けたいのは、正義を貫いた末に結局すべてが報われるという安易な着地である。代償が最後まで回収されない、あるいは部分的にしか回収されない結末のほうが、このテーマの緊張を保てる。それでも正義を選び直せるかという問いを、人物に繰り返し突きつける構成が効果的である。

型のバリエーション

筋書きの例

組み合わせやすい題材

関係性の「依頼人と探偵」、テーマの「裏切り」「復讐」と組み合わせると、正義の代償が具体的な人間関係の破綻として立ち上がる。プロット型の「秘密の同盟」を重ねると、正義を貫くために結ばれる一時的な協力関係を描ける。

関連項目

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