アニメ F-01色・美術・光
色彩設計(キャラの色と色指定)
別名: 色設計、色指定、色彩設計表、カラーモデル
作品で使う色を決め、キャラクターの基本色・影色から場面ごとの色までを表にして統一する仕事。
どういう技法か
色彩設計は、作品全体でどの色を使うかを決める役職・工程である。キャラクターの基本色や影色、ハイライトを決め、色指定表を作って全体に配る。色指定・検査の担当は、その表をもとにカットごとの色を指定し、仕上げ(彩色)が正しく塗られているかを確かめる。時間帯や天候、場所、感情に合わせた色の調整も色彩設計の仕事に含まれる。アニメの色の根幹を担う部署とされる。
なぜ効くのか
多人数で分業するアニメでは、色の基準がないと、同じキャラクターでもカットごとに色がずれる。観客は色の微妙な違いにも気づき、ずれは「別の人物」「作画ミス」として受け取られやすい。基準の色を表にしておけば、誰が塗っても同じキャラクターとして認識される。また、色は物語や心理と深く関わるため、作品の内容を理解して決めることが求められる。
やり方
- キャラクターごとに、基本色・影色・ハイライト色を決める
- 目・歯・口の中・汗など細部の色も表にする
- 場面の条件(昼・夕・夜など)ごとの色の組を作る
- 色指定表を配り、仕上がりを検査して修正する
使いどころ
企画の初期、キャラクターの設計が固まった段階。登場人物が多く、描き手が多い作品ほど重要になる。キャラクターを色の組み合わせで見分けさせたい作品にも欠かせない。
やりすぎ・失敗
色を増やしすぎると管理しきれず、ずれの原因になる。キャラクター同士の色が近すぎると見分けがつかない。背景美術と相談せずに決めると、背景の上で浮いたり沈んだりする。
AIアニメでの使い方
画像生成AIに1枚ずつ発注するfantasist.orgでは、色彩設計は「色の言葉による指定」になる。キャラクターごとに髪・目・服の色名(できれば具体的な色コード)を決めた設定表を作り、全コマの発注文に同じ文言で入れる。仕上がったコマは設定表と並べて検査し、ずれた色はモーションコミック化の前に差し替えるか補正する。
この技法を使ったAIアニメ
まだありません。
出典
- アニメの色彩設計・色指定とは
色彩設計が色を決め色指定表を作り、色指定・検査が各カットを指定
- 色彩設計・色指定の仕事
キャラの基本色・影色、時間帯や天候での色調整という仕事内容
- アニメーションの色彩設計【基礎編】シチュエーション別の色指定と表の見方
目・歯・口・汗など細部まで含む色指定表の実例解説