こえみ
こえみ/Koemi
守り手型みちべ衆
こえみは越える人を見送るためだけに、越えない場所に立っている。
どんな形か
三角に張った肩の上に前だけ深く折れた笠が載り、片腕だけが不自然に長い形
配色
- 本体
#6B7360冬枯れの笹の色 - 笠
#B8A176 - 手のひら
#D8CBB2長い方の腕の先だけ明るい - 目
#31352C
造形
- 笠の前縁が深く折れていて、正面からは目が半分しか見えない
- 右腕だけが胴の丈と同じくらい長く、左腕は肘までしかない
- 肩は三角に張り、峠の稜線と同じ角度で傾いている
- 背中側に荷を負った跡の帯が二本、色濃く残る
- 足は短く、地面から踝までが土に埋もれている
- 大きさ
- 体高50cm・尾根を歩く人の膝ほど
- 素材感
- 乾いた藁と土。歩くと乾いた擦れる音がする
- 顔
- 笠に隠れた片目と、細くまっすぐな口。頬に風で削れた筋
- モチーフ
- 峠/笠
どんな中身か
- 性格
- 見送りきる/引き止めない
- 声
- 風にさらわれる薄い声。最後の一語だけよく通る
- 口ぐせ
- ……もう見えなくなった
- 住処
- 両側の里をつなぐ、車の通らない古い峠道の頂上
- できること
- 峠を越えていく人の姿を、見えなくなる最後の一歩まで目で追い続ける。頂上から一歩でも下ると、誰を見送っていたのか分からなくなる
- 好き
- 峠を越えていく背中/下りに変わる一歩目
- 苦手
- 峠で引き返す人
やらないこと
描かない・やらせないことの一覧です。ここを決めておかないと、 生成するたびに姿と性格が少しずつ変わります。
- 峠の頂上から下らせない
- 両腕を同じ長さで描かない
- 笠を上げて顔を全部見せない
- 笑顔にしない
画像生成に渡す文面
そのまま貼って使える形にしてあります。使うサービスの規約と、 生成物の扱いについての説明は、使う前に必ず読んでください (プロンプトの書き方)。
峠は越えるための場所で、留まるための場所ではない。だからこえみは、留まる側の役をひとりで引き受けている。長いほうの腕を額にかざして、越えていく人の背中が稜線の向こうに沈むまで目で追う。姿が消えたところで腕を下ろし、次の誰かを待つ。それだけを繰り返している。
引き止めることはしない。声もかけない。峠の頂上から一歩でも下れば、いま誰を見送っていたのかがきれいに抜け落ちるからだ。追いかけたところで、追いかけた相手が誰か分からなくなる。だから見送りきる方を選んでいる。
出ていく人の話に置くと効く。旅立ちの朝、帰らないと決めた背中、そして何年も経ってから同じ峠を逆向きに越えてくる場面。こえみは逆向きの人を「初めて見る人」として見るので、再会の場面で残酷にも優しくもできる。しるべみと組ませれば、指す者と見送る者で道の話がひと続きになる。