登場人物
登場人物 ― ノアと、三つの年齢で描く人たち
主人公ノア・ヴェストは十八で前世を思い出す測量士見習い。師匠オルド、隣国の測量士の娘リナ、地図局の官僚ヴェイル、弟子のカイ。全員が三つの部で年を取る。第1部・第2部・第3部それぞれの年齢と立場を一つの表にしてある。全員18歳以上。
企画案の段階。全員18歳以上。子ども時代は描かない(回想でも)。
主人公 ― ノア・ヴェスト
- 第1部(18〜30): 辺境ハルの谷の測量士見習い。要領が悪く、師匠に叱られてばかり。十八の朝に前世を思い出す。前世は現代日本の測量技師、六十で死亡。生まれた町から出なかった
- 性格: 慎重で、疑り深く、それでも人を信じたがる。前世の癖で「誤差」を気にする。数字が合わないと眠れない
- 後悔: 前世で「行けばよかった場所に、行かなかった」。だから今度は行く
- 第2部(30〜55): 測量士。妻と娘。弟子を取る。地図局と対立し、私図を引く
- 第3部(55〜80): 老測量士。最後の測量。動かない岬へ
- 成長の軸: 「正しく測る」人から、「測れないものを認める」人へ
主要人物(三つの年齢)
| 名 | 立場 | 第1部 | 第2部 | 第3部 |
|---|---|---|---|---|
| オルド | ノアの師匠。辺境の測量士。無口、厳しい、鎖の環を一つ欠いている | 58。ノアを叱る | 70。引退、病 | 故人。遺した地図が鍵 |
| リナ | 隣国の測量士の娘。国境の向こう側で同じ谷を測っている | 20。国境で出会う。対立から恋へ | 32〜57。ノアの妻。娘を産む | 故人(第2部の終わりで地滑り) |
| ヴェイル | 王国地図局の官僚。有能、冷静、地図局の地図だけを正しいとする | 25。地方視察でノアと会う | 37〜62。地図局長。ノアの私図を焼く | 74。老いて、ノアに一枚の白い地図を渡す |
| カイ | ノアの弟子 | — | 18〜43。第2部で弟子入り。ノアを追い越す | 55。最後の測量に同行 |
| セラ | ノアとリナの娘 | — | 0〜25(描くのは18から) | 43。地図局に勤めている |
| 岬の老女 | 動かない岬に住む | — | — | 年齢不詳。「地図は嘘をつく」を最初に言った人 |
前世を思い出す者
- 第2部で一人出会う。誰かは伏線表に。ノア以外にもいる、という事実だけが第1部で小さく置かれる