ショーシャンクの空に
The Shawshank Redemption
- 作者
- フランク・ダラボン
- 発表
- 1994年
- 国
- アメリカ
- 媒体
- 映画
妻殺しの冤罪で終身刑となった銀行員アンディが、ショーシャンク刑務所で20年をかけて希望を手放さずに生き抜く物語。スティーヴン・キングの中編を原作に、公開後の再評価で不動の人気を得た。
1994年に公開された。興行的には振るわなかったが、ビデオと放送で評判が広がり、観客投票のランキングで首位に君臨し続ける再評価型の名作となった。塀の中で人が慣らされていく「制度化」の描写を土台に、希望は良いものだという単純な命題を、20年の忍耐と一夜の脱出で証明する構成を持つ。囚人仲間レッドの語りで進む友情の記録でもあり、結末の再会の浜辺は、映画が与え得る救済のイメージの代表になっている。
この作品が使っている物語の型
- 逃げるという選択困難や責任から逃げることを、単なる弱さではなく一つの主体的な選択として描き直すテーマ。逃げた先で何を得るかに焦点を当てる。
- 続けることの意味成果が見えなくても何かを続けてきた人物が、その継続に意味はあったのかを問い直すテーマ。結果ではなく持続そのものの価値を扱う。
- 孤独と連帯一人でいることを選んだ、あるいは選ばされた人物が、他者との緩やかなつながりを見つけていくテーマ。連帯を「恋愛」に矮小化しないことが、このテーマ特有の難しさであり魅力でもある。