天空の城ラピュタ
- 作者
- 宮崎駿
- 発表
- 1986年
- 国
- 日本
- 媒体
- 映画
空から降ってきた少女シータと鉱山の少年パズーが、飛行石の謎と伝説の浮遊都市ラピュタを追い、軍と海賊の争奪戦に巻き込まれる冒険活劇。スタジオジブリの第1回劇場作品となった王道冒険譚。
1986年に公開された、スタジオジブリとしての第1作である。追われる少女と守る少年という単純明快な構図を、飛行船と要塞と雷雲のスペクタクルで貫く、冒険活劇の教科書と呼ぶべき設計を持つ。滅びの言葉とともに王家の遺産を自ら手放す結末は、力の継承を拒むという選択を児童向け活劇の頂点に置いたもので、技術文明への懐疑というその後のジブリ作品の主題群がすでに鳴っている。テレビ放映のたびに国民的行事となる作品である。
この作品が使っている物語の型
- 世代の継承技術・仕事・価値観・因縁が親から子へ、師から弟子へと渡っていく過程を描くテーマ。継承がそのまま受け継がれるか、形を変えて受け継がれるかが主題の分かれ目になる。
- 逃げるという選択困難や責任から逃げることを、単なる弱さではなく一つの主体的な選択として描き直すテーマ。逃げた先で何を得るかに焦点を当てる。