ファイナルファンタジー
- 作者
- 坂口博信
- 発表
- 1987年
- 国
- 日本
- 媒体
- ゲーム
世界を覆う闇の元凶を追う四人の光の戦士の旅を描くロールプレイングゲーム。時間を遡る大がかりな仕掛けを終盤に置いた物語構成で、以後ナンバリングごとに世界を一新する長寿シリーズの第一作となった。
1987年発売。クリスタルを核に据えた世界設定と、過去と現在が輪のようにつながる時間の仕掛けを終盤で明かす構成により、家庭用RPGの物語がどこまで大きな絵を描けるかを示した。飛空艇による移動やジョブの選択など、後のシリーズで定番となる要素の多くが第一作に出そろっている。作品ごとに世界も登場人物も一新しながら題名だけを受け継ぐという継続の形式は、シリーズものの在り方として独特であり続けている。
この作品が使っている物語の型
- タイムリープ特定の時間を何度もやり直す、あるいは過去・未来へ移動するプロット型。ループの回数や規則を明確に設計しておかないと、緊張が読者に伝わらない。
- 成長と代償人物が何かを得るために別の何かを手放さざるを得ないという交換の構造を扱うテーマ。強く賢くなる過程で失われたものの重さを描けるかが鍵になる。