バック・トゥ・ザ・フューチャー
Back to the Future
- 作者
- ロバート・ゼメキス
- 発表
- 1985年
- 国
- アメリカ
- 媒体
- 映画
高校生マーティが、科学者ドクの改造したデロリアンで30年前へ跳び、若き日の両親の出会いを壊しかけたことから、自分の存在を懸けて歴史を修復する時間旅行活劇。娯楽映画の脚本術の教科書とされる。
1985年に公開された。過去への旅を歴史の見物ではなく、親の青春への介入という個人的な物語に絞った設計が発明であり、写真から消えていく兄姉という視覚化されたタイムリミット、雷の落ちる時計台という一点に収束するクライマックスまで、伏線と回収の密度は脚本の手本として語られ続ける。時間もの娯楽映画の型はほぼ本作で完成し、デロリアンは時間旅行の象徴として文化に定着した。
この作品が使っている物語の型
- タイムリープ特定の時間を何度もやり直す、あるいは過去・未来へ移動するプロット型。ループの回数や規則を明確に設計しておかないと、緊張が読者に伝わらない。
- 親と子(成人した)子育てを終えた後の親子関係を描く関係性。保護する側とされる側という力関係が対等に近づいていく過程で、互いの呼び方や距離の取り方が変化していく。
- 時間との闘い残された時間が限られている状況で、成すべきことを成そうとする人物を描くテーマ。時限の理由が具体的であるほど、一分一秒の重みが読者に伝わる。