時をかける少女

作者
細田守
発表
2006年
日本
媒体
映画

時間を跳躍する力を偶然手に入れた高校生・真琴が、些細なやり直しを繰り返すうちに、取り返しのつかない選択と向き合うことになる青春SFアニメーション映画。筒井康隆の同名小説の後日譚的な翻案であり、細田守の名を広めた出世作。

タイムリープという古典的なSFの道具立てを、進路や恋愛を先送りしたい高校生の心理と重ね合わせた翻案が秀逸で、能力の使い道がカラオケや小テストのやり直しであることが逆に主題を際立たせる。やり直しが利くうちは選べない者が、限りを知って初めて選ぶという構造は、青春ものと時間SFの結合の教科書的な例となった。原作の直接の映画化ではなく世代を継いだ続編として設計した点も、翻案のあり方として注目された。

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