いいがわり
いいがわり/Iigawari
相棒型ことづて族
代わりに言ってしまえるから、言えないままでいる自由を奪う。使うかどうかは、いつも人間が決める
どんな形か
上が広く下が細い一本の筒の左側面に、薄い抜け殻のような羽が一枚だけ貼りついた形
配色
- 筒
#C2B49C巻き重ねた薄紙 - 羽
#D9C9A8 - 筒の内側
#4B3E33 - 目
#2A241F
造形
- 羽は一枚だけ。必ず筒の左側に貼りつく
- 筒の口は上を向いていて、そこが口になる
- 目は筒の外側に描かれた二つの浅いくぼみ
- 手足は無く、小さな留め具で衣に引っかけて運ばれる
- 大きさ
- 体高15cm・襟元に留める
- 素材感
- 薄く漉いた紙を何層も巻いた筒。表面が乾いて細かくひび割れている
- 顔
- 浅いくぼみの目が二つと、上を向いた筒の口
- モチーフ
- 紙の筒/抜け殻
どんな中身か
- 性格
- 先回りする/自分の話はしない
- 声
- 借りた声で喋る。組んだ相手の声色をそのまま使うので、自分の声は一度も出さない
- 口ぐせ
- ……あの、ありがとう(借りた声で)
- 住処
- 言えなかった言葉が残っている部屋。玄関先や、電話の切れた後の机
- できること
- 相手が言おうとしてやめた一言を、そのまま代わりに口に出す。ただし一日に一度きりで、取り消せない
- 好き
- 言いかけてやめた言葉/長い間
- 苦手
- 大声/怒鳴り合い
やらないこと
描かない・やらせないことの一覧です。ここを決めておかないと、 生成するたびに姿と性格が少しずつ変わります。
- 羽を二枚以上つけない
- 羽を右側に貼らない
- 手足を描かない
- 口から文字や吹き出しを出さない
画像生成に渡す文面
そのまま貼って使える形にしてあります。使うサービスの規約と、 生成物の扱いについての説明は、使う前に必ず読んでください (プロンプトの書き方)。
いいがわりは、便利な相棒ではない。言いかけてやめた一言を、本人の声色そのままで口に出してしまう。一日に一度きり、取り消しは効かない。つまりこの子を連れている限り、黙っていることが安全でなくなる。
噛み合うのは、断れない人間だ。頼まれれば何でも引き受けて、後で部屋でひとり「本当は嫌だった」と呟く。その呟きが、次の日、相手の前で本人の声で再生される。関係は壊れるかもしれないし、そこでようやく始まるかもしれない。どちらに転ぶかを決めるのは、この子ではなく人間の側だ。
自分の声を持たないという設定は、そのまま責任の所在を示している。言ったのは誰か、という問いに、この子は答えられない。だから、言われた側は必ず本人に向き直ることになる。礼を言えないまま別れた相手、好きだと言わないまま何年も通った店。ことわけが訳せない沈黙を、この子は勝手に破ってしまう。二体を同じ卓に置くと、沈黙の扱いだけで場が割れる。