ゼルダの伝説
- 作者
- 宮本茂
- 発表
- 1986年
- 国
- 日本
- 媒体
- ゲーム
少年リンクが、大魔王ガノンに奪われた知恵のトライフォースの欠片とゼルダ姫を求めて広大なハイラルを探索するアクションアドベンチャー。どこへでも行ける自由な探索を核に据えた設計で、後世の指針となった。
1986年発売。決められた順路ではなく、世界のどこへ向かうかをプレイヤー自身に委ねる設計を貫き、探索と発見そのものを物語体験にした。地図の空白が埋まっていく快感、隠された洞窟や道具による行動範囲の拡張といった要素は、以後のアドベンチャーゲーム設計の共通言語になった。シリーズは作品ごとに時代や姿を変えつつ勇者と姫と魔王の三者の構図を語り直し続けており、ゲームにおける神話の再話の代表例といえる。
この作品が使っている物語の型
- アイデンティティの探求自分が何者であるかを、出自や役割ではなく自分自身の選択によって定義し直そうとする人物を描くテーマ。答えを外から与えず、迷う過程そのものを中心に据える。
- 地図目的地や隠された場所へ向かう道筋を示すモチーフ。地図の不完全さや古さが、旅の困難と手がかりの解釈という二重の面白さを生む。