ポケットモンスター 赤・緑
- 作者
- 田尻智
- 発表
- 1996年
- 国
- 日本
- 媒体
- ゲーム
野生のポケモンを捕まえ、育て、交換しながら、151匹の図鑑完成とリーグ制覇を目指すロールプレイングゲーム。通信ケーブルでの交換と対戦を核に据えた設計で、世界最大級のメディアフランチャイズの起点となった。
1996年発売。二つのバージョンで出現する生き物を変え、全部集めるには他人との交換が必要になるという設計により、ゲーム機の通信機能を物語の一部に変えた。虫採りの記憶を原点とする収集と育成の遊びは、人と人ならざる生き物の相棒関係という主題に自然に接続し、幼少期からの好敵手と節目ごとに戦い続ける道中の構成が旅の物語としての背骨を通す。アニメ・カードなどへの展開を経て、世界的な文化現象へ成長した。
この作品が使っている物語の型
- ライバル同じ分野・同じ舞台で競い合う対等な関係性。敵ではなく、認め合っているからこそ負けたくないという感情が、独特の緊張と敬意を生む。
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。