巨人の星
- 作者
- 梶原一騎・川崎のぼる
- 発表
- 1966–1971年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
元プロ野球選手の父・一徹に幼少から鍛え上げられた星飛雄馬が、巨人軍投手として宿命のライバルたちと戦うスポ根漫画。原作・梶原一騎、作画・川崎のぼるの組み合わせで、スポーツ根性ものの型を確立した。
1966年から1971年にかけて連載された。父の果たせなかった夢を子が背負うという構図を極限まで煮詰め、養成ギプスに象徴される苛烈な特訓、血の滲む努力と宿命の対決というスポ根の文法をここで完成させた。花形満・左門豊作ら、主人公と対等の物語を持つライバル群像の造形も画期的だった。前時代的な父子関係への批評も含めて後世の参照点であり続け、努力・友情・勝利という少年誌の公式の源流に位置する。
この作品が使っている物語の型
- 期待に応える重荷周囲からの期待に応え続けることが、いつの間にか本人の意志を置き去りにしていく重さを描くテーマ。応えることをやめた瞬間に何が起きるかが焦点になる。
- ライバル同じ分野・同じ舞台で競い合う対等な関係性。敵ではなく、認め合っているからこそ負けたくないという感情が、独特の緊張と敬意を生む。
- 親と子(成人した)子育てを終えた後の親子関係を描く関係性。保護する側とされる側という力関係が対等に近づいていく過程で、互いの呼び方や距離の取り方が変化していく。