クルテク

Krtek

作者
ズデニェク・ミレル
発表
1957年
チェコスロバキア
媒体
映画

黒い体に丸い鼻と大きな目を持つもぐらを主人公とする短篇アニメーションのシリーズ。ズボンができるまでを追う第一作が1957年に発表され、以後半世紀にわたって作られ続けた。

台詞をほぼ持たず、笑い声や短い感嘆だけで進行する構成を取っており、言語の異なる国でもそのまま上映できる設計になっている。意味の伝達を言葉から表情と動作へ移すため、造形の側では目を大きく取り、鼻を赤く一点だけ強調し、手の指を減らして輪郭を単純化する処理がなされている。黒一色の体は背景から確実に浮き、白目と赤い鼻の三点だけで顔の向きと感情が読み取れる。声を当てたのは作者の娘たちで、言葉によらない音声で感情を示す方針が初期の段階で定められている。

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