機動戦士ガンダム
- 作者
- 富野由悠季
- 発表
- 1979–1980年
- 国
- 日本
- 媒体
- アニメ
宇宙移民者の独立戦争に巻き込まれた少年アムロが、モビルスーツ・ガンダムのパイロットとして戦いの中で消耗し成長していくテレビアニメ。ロボットを兵器として描き、リアルロボットものの起点となった。
1979年から1980年にかけて放送された。巨大ロボットを正義の味方ではなく量産される兵器として扱い、敵側にも政治と人間を与えたことで、子ども向け玩具番組だったジャンルを戦争ドラマへ書き換えた。戦うたびに擦り減っていく少年という主人公像と、敵エースとの殺し合いを通じた奇妙な相互理解は、以後のロボットアニメの基本語彙となった。放送後の再評価から巨大なシリーズへ成長し、日本アニメ史の分水嶺とされる。
この作品が使っている物語の型
- 敵同士利害や立場が根本的に対立するところから始まる関係性。対立の理由が正当であるほど、後に生まれる協力や信頼の重みが増す。
- 成長と代償人物が何かを得るために別の何かを手放さざるを得ないという交換の構造を扱うテーマ。強く賢くなる過程で失われたものの重さを描けるかが鍵になる。
- 日常が壊れる一日何の変哲もない一日の中に、それまでの日常を根底から変えてしまう出来事が紛れ込む主題。事件の大小よりも「その日から何かが違って見える」感覚を描く。