僕のヒーローアカデミア
- 作者
- 堀越耕平
- 発表
- 2014–2024年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
人口の8割が超常能力「個性」を持つ世界で、無個性の少年・緑谷出久が最高のヒーロー、オールマイトに見出され、力を受け継いでヒーローを目指す物語。日米で高い人気を得た2010年代少年漫画の代表格。
2014年から2024年まで連載された。持たざる者が力を譲り受けるという継承の構図を軸に、アメコミ的なヒーロー文化を日本の学園・部活の文法に移植した設計が的中し、国内と北米の双方で大きな支持を得た。ヒーローが職業である社会の制度疲労、救われなかった側が敵に回る構造まで踏み込み、ヒーローとは何かという問いを最終盤まで手放さなかった点が、単なる能力バトルとの違いを作っている。
この作品が使っている物語の型
- 天才と凡人才能の差という動かしがたい事実の前で、凡人がどう生きるかを描くテーマ。天才を打ち負かす話にせず、才能に対する敗北を抱えたまま歩み続ける姿勢を描くと深みが出る。
- 師弟技術や価値観を教える側と教わる側という、対等ではないところから始まる関係性。上下関係がどう変化していくかが物語の推進力になる。
- 期待に応える重荷周囲からの期待に応え続けることが、いつの間にか本人の意志を置き去りにしていく重さを描くテーマ。応えることをやめた瞬間に何が起きるかが焦点になる。