ベルセルク
- 作者
- 三浦建太郎
- 発表
- 1989年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
巨剣を担ぐ剣士ガッツが、かつての盟友グリフィスとの因縁と、人身御供の烙印がもたらす魔の襲来に抗い続けるダークファンタジー。圧倒的な描き込みで築かれた中世風世界と、友情が反転する悲劇で知られる。
1989年に連載が始まった。夢を追う男とそれに惹かれた男の関係が、最も残酷な形で裏切りへ反転する「蝕」の展開は、漫画史に残る悲劇として語り継がれている。人間の悪意と超常の恐怖を等価に描く世界観と、ペン画の限界に挑むような密度の作画は、国内外のファンタジー作品・ゲームに広範な影響を与えた。2021年の作者急逝後は、生前の構想を託された盟友の監修のもとで連載が引き継がれている。
この作品が使っている物語の型
- 復讐受けた害への報いを求めて動く人物を描くテーマ。復讐そのものより、それを遂げた後(あるいは遂げられなかった後)に残るものを描くかどうかで作品の深さが決まる。
- 裏切り信頼していた相手に裏切られる、あるいは自分が裏切る側に回るテーマ。裏切りの動機に必然性を持たせられるかどうかが、物語の説得力を左右する。
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。