あんぱんまん

作者
やなせたかし
発表
1973年
日本
媒体
その他

顔があんパンでできたあんぱんまんが、飢えた人に自分の顔を食べさせて助ける絵本。1973年に月刊絵本『キンダーおはなしえほん』の一冊として発表され、後のテレビアニメと膨大な派生キャラクターの原型となった。

頭部を食べ物そのものにするという着想が、能力と弱点を同時に決めている点に設計上の特徴がある。分け与えれば人を救えるが、顔が減れば力が落ち、取り替えれば戻るという規則は、幼い読者にも一目で理解でき、毎回の話の山場を自動的に用意する。頭部を食品にするというこの規格は後の展開で拡張され、パン、丼物、菓子といった食品ごとに一体ずつキャラクターを作る体系へ発展した。名前を聞けば姿が、姿を見れば名前が分かる対応関係が、登場人物を破綻なく増やし続ける条件になっている。

この作品が使っている物語の型

同じ型を使う作品

← データベースへ戻る