銀河鉄道の夜

作者
宮沢賢治
発表
1934年
日本
媒体
小説

孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラとともに銀河を走る夜行列車に乗り、さまざまな乗客と出会いながら本当の幸いとは何かを考える幻想物語。作者の没後に刊行され、日本の幻想文学の代表作となった。

宮沢賢治の生前には完成稿が定まらず、没後の1934年に初めて活字化された。複数の草稿が残り、版によって構成が異なることでも知られる。現実の夜と幻想の旅とを地続きにつなぐ構造は、死者を見送る物語としての読みと、少年の成長物語としての読みの両方を支えている。科学的な語彙と宗教的な問いを童話の文体に溶かし込んだ点で独自の位置を占め、後のアニメーションや漫画にも繰り返し影響を与えてきた。

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