UNDERTALE
- 作者
- トビー・フォックス
- 発表
- 2015年
- 国
- アメリカ
- 媒体
- ゲーム
地下世界に落ちた子どもが、モンスターたちと戦うか見逃すかを選びながら地上を目指すRPG。誰も倒さずに進める設計と、プレイヤーの行いを作品自体が記憶して応答する仕掛けで、世界的な熱狂を生んだ。
2015年に発売された、ほぼ個人制作によるインディーゲームである。敵を経験値の源ではなく、事情と生活を持つ隣人として描き、殺す遊び方と見逃す遊び方で物語も音楽も結末も一変させる設計は、RPGの暴力の前提そのものを問い直すものだった。データを消してもゲームがプレイヤーの過去の選択を覚えているといった第四の壁を越える仕掛けも含め、ゲームでしか語れない物語の代表例として位置づけられている。
この作品が使っている物語の型
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。
- 見知らぬ親切利害のない赤の他人から差し出された、名も告げない小さな親切が人物の人生に長く残り続ける様を描くテーマ。返しようのない恩をどう受け止めるかが核になる。
- ざまぁ不当な扱いをした側が、その行いに見合った報いを受ける展開型。溜飲を下げる快さが要だが、報いを受ける側を単なる愚か者に描くと爽快さが安くなり、報いの後に何も残らない構成にすると物語が終わってしまう。