サザエさん
- 作者
- 長谷川町子
- 発表
- 1946–1974年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
磯野家の長女サザエを中心に、三世代同居の家族と町の人々の日常を描く4コマ漫画。1946年に地方紙で始まり朝日新聞で1974年まで連載。テレビアニメは半世紀を超えて続く、日本の家庭漫画の代名詞。
1946年に福岡の地方紙で始まり、のち朝日新聞に移って1974年まで連載された。配給や停電の時代から高度成長期まで、世相の変化を家庭の目線で写し続けた新聞4コマであり、戦後日本の生活史の記録としての価値も高い。嫁いだ娘夫婦が実家で同居するという家族構成は、当時としても大家族の理想像をやや過去に求めたもので、テレビアニメ版とともに、変わらない日常というものの象徴として国民的な位置を占め続けている。
この作品が使っている物語の型
- 隣人選んで築いた関係ではなく、住む場所が近いというだけで始まる関係性。壁一枚、庭一つ隔てただけの距離の近さが、望むと望まざるとにかかわらず生活の一部を共有させる。
- 親と子(成人した)子育てを終えた後の親子関係を描く関係性。保護する側とされる側という力関係が対等に近づいていく過程で、互いの呼び方や距離の取り方が変化していく。