ロミオとジュリエット
Romeo and Juliet
- 作者
- ウィリアム・シェイクスピア
- 発表
- 1597年
- 国
- イギリス
- 媒体
- 小説
敵対する二つの名家に生まれた若い恋人たちが、憎悪の連鎖の中で急速に惹かれ合い、破局へ向かっていく悲劇。恋愛悲劇の原型として、演劇・小説・映画に数え切れない翻案を生み出してきた。
シェイクスピアの戯曲として1590年代半ば頃に書かれ、1597年に最初の刊本が出たとされる。敵同士の家に属する恋人という設定は先行する物語素材に由来するが、出会いから結末までを数日間に圧縮した速度によって決定的な形を与えられた。以後、許されない恋を描く物語の参照点となり、対立する集団と個人の愛という構図は、時代や舞台を替えて世界中で繰り返し翻案されている。小説ではなく戯曲だが、物語の型の源流として収録する。
この作品が使っている物語の型
- 身分違い立場・階級・世界の違う二者が惹かれ合うテーマ。障害が外側(周囲の反対)にあるか内側(本人の引け目)にあるかで、物語の温度が大きく変わる。
- 敵の家族対立する相手その人ではなく、その家族との間に生じる関係。敵意を向けるべき相手とは別の存在に対して抱く、複雑な感情を扱う。