NANA
- 作者
- 矢沢あい
- 発表
- 2000年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
同じ名を持つ二人の20歳、恋に生きる奈々とロックに生きるナナが、上京の列車で出会い同居を始める物語。夢と恋愛と喪失を描いて社会現象となったが、2009年から作者療養のため休載が続いている。
2000年に連載が始まり、2009年から休載が続いている。境遇も性格も正反対の二人が、部屋番号にちなんだ707号室で築く共同生活は、恋人でも家族でもない女同士の関係の深さを主題化したもので、少女漫画の枠を超えて幅広い読者を得た。バンドの成功と引き換えに進む人間関係の軋みと喪失の予感を、回想の語りが未来から照らす構成が特徴で、未完のまま2000年代を代表する作品として語り継がれている。
この作品が使っている物語の型
- 居場所を作る元々存在した場所に馴染むのではなく、自分の手で新しい居場所を築き上げていく過程を描くテーマ。孤立していた人物同士が場そのものを作り出す点に焦点がある。
- 三角関係一人を巡って二人が対立する、あるいは一人が二人の間で揺れるプロット型。誰が「悪者」にもならない設計にできるかが、物語の後味を決める。