芥川龍之介 Akutagawa Ryunosuke
1892–1927。6作品を対訳で読めます。
- 1915羅生門Rashomon職を失った下人が、荒れ果てた羅生門の楼の上で、死人の髪を抜く老婆に出会う。飢えて死ぬか盗人になるか、決めかねていた男が決める。
- 1916鼻The Nose顎の下まで垂れた長い鼻を恥じる高僧が、ついにそれを短くする。ところが人々は前より露骨に笑うようになる。傍観者の利己主義という言葉が出てくる短編。
- 1918蜘蛛の糸The Spider's Thread地獄に落ちた大泥坊が、生前に蜘蛛を一匹助けたという理由で、極楽から一本の糸を垂らされる。のぼりかけて下を見たとき、その男が言ったこと。
- 1920杜子春Toshishun洛陽の門の下に立つ若者が、仙人に三度富を与えられ、三度使い果たす。最後に願ったのは仙人になることだった。地獄で何を言われても口をきいてはならぬ、という条件がつく。
- 1922トロッコThe Truck八つの良平は、工事のトロッコに乗せてもらう。押していくのは楽しかったが、気がつくと日は暮れかけ、家はずっと遠くにあった。帰り道をひとりで走る。
- 1922藪の中In a Grove藪の中で男が死んでいた。木樵り、旅法師、放免、媼、捕えられた盗人、女、そして巫女の口を借りた死霊。七人が語り、三人が自分が殺したと言う。どれが本当かは書かれない。