ことわけ
ことわけ/Kotowake
相棒型
訳せるのは言われたことだけで、言われなかったことは訳せない。沈黙の意味は、いつも取り違える
どんな形か
蝶番でつながった二枚の平たい殻が縦に開き、その隙間から細い舌が一枚だけ垂れた形
配色
- 外殻
#6E6A7A雨に濡れた石の色 - 殻の内側
#EFD9C4 - 舌
#C97E7A - 目
#2B2833
造形
- 殻は左右で厚みが違う。右の殻のほうが薄く、光をわずかに通す
- 目は左右の殻にひとつずつ。同時に同じ方向を見ない
- 舌は殻の下端から垂れ、喋るあいだだけ小刻みに震える
- 手足は無く、肩紐に通して人が運ぶ
- 大きさ
- 体高18cm・肩紐で提げる
- 素材感
- 磨いていない貝殻の外側と、湿った革のような舌
- 顔
- 殻の上端寄りに離れて付いた丸い目が一対。口は殻の隙間そのもの
- モチーフ
- 二枚貝/舌
どんな中身か
- 性格
- 中立を守る/板挟みに弱い
- 声
- 低い声と高い声を一文ごとに入れ替えて喋る。どちらが自分の声かは本人も答えない
- 口ぐせ
- いま、そう言った
- 住処
- 言葉の通じない者どうしが向かい合う卓の、ちょうど真ん中
- できること
- 二人のあいだの言葉を移し替える。ただし一度に二人ぶんまでで、三人目が口を挟むと全部止まる
- 好き
- 言い終わるまで待ってもらうこと/ゆっくりな相手
- 苦手
- 同時に喋られること/早口
やらないこと
描かない・やらせないことの一覧です。ここを決めておかないと、 生成するたびに姿と性格が少しずつ変わります。
- 殻を左右同じ厚みにしない
- 両目を同じ方向へ向けない
- 手足を描かない
- 文字や記号が宙に浮く表現にしない
画像生成に渡す文面
そのまま貼って使える形にしてあります。使うサービスの規約と、 生成物の扱いについての説明は、使う前に必ず読んでください (プロンプトの書き方)。
ことわけは、二人以上には使えない。三人目が口を挟んだ瞬間に舌が止まり、卓の全員が黙る。この制約が、そのまま場面設計になる。誰と誰の話にするかを決めなければ、この子は一言も訳さない。
組ませて生きるのは、言葉が通じないまま利害だけが噛み合ってしまった二人だ。互いに相手を疑いながら、目の前の一枚の舌を信じるしかない。訳が正しいかどうかを確かめる術は、どちらにも無い。この不安がある限り、場面は緊張を保つ。
苦手なのは沈黙だ。答えないことにも意味があるのに、この子は「何も言っていない」としか訳せない。だから、間を読める人間が同席していないと、交渉は静かに壊れる。言い出せない側を担ういいがわり、書き留めるとめがきと並べると、言葉が三段階に分かれて残る。川を挟んだ二人、港に着いたばかりの者と迎える者――どちらの側にも味方しない立ち位置が、この子の値打ちになる。