NieR:Automata
- 作者
- ヨコオタロウ
- 発表
- 2017年
- 国
- 日本
- 媒体
- ゲーム
人類が月へ退避した遠未来の地球で、アンドロイドの2Bと9Sが機械生命体と戦うアクションRPG。周回ごとに視点と真実が更新される構成で、戦いの意味と存在の理由を問い、世界で高い評価を得た。
2017年に発売された。一度クリアした物語を別の視点で再走させ、周回のたびに敵だと思っていた機械生命体の内面と、戦争の空虚な真相が開示されていく多層構造を持つ。命令のために戦う者が、命令の根拠を失ったあと何のために存在するのかという問いが全編を貫き、最終盤にプレイヤー自身の犠牲を問う仕掛けへ到達する。ゲームの構造そのものを哲学の器にした作品として、国際的な批評の対象であり続けている。
この作品が使っている物語の型
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。
- アイデンティティの探求自分が何者であるかを、出自や役割ではなく自分自身の選択によって定義し直そうとする人物を描くテーマ。答えを外から与えず、迷う過程そのものを中心に据える。
- 続けることの意味成果が見えなくても何かを続けてきた人物が、その継続に意味はあったのかを問い直すテーマ。結果ではなく持続そのものの価値を扱う。