呪術廻戦
- 作者
- 芥見下々
- 発表
- 2018–2024年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
特級呪物・両面宿儺の指を飲み込んだ高校生・虎杖悠仁が、呪術師の学校に身を置き、人の負の感情から生まれる呪霊と戦う物語。ダークな世界観と喪失を恐れない展開で、2020年前後の看板作品となった。
2018年から2024年にかけて連載された。呪いという負の感情の集積を敵に据えることで、戦いの根源に人間社会そのものを置き、勝利しても救いが約束されない苦さを少年誌の文法の中で貫いた。体内に最凶の存在を宿した主人公という時限装置、最強の師・五条悟の圧倒的な人気と退場の衝撃など、読者の予断を裏切る運びが話題を呼び続け、アニメ化とあわせて世界的なヒットとなった。
この作品が使っている物語の型
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。
- 師弟技術や価値観を教える側と教わる側という、対等ではないところから始まる関係性。上下関係がどう変化していくかが物語の推進力になる。
- 自己犠牲自分の利益や安全、時には命そのものを差し出して他者や大義を守ろうとする人物を描くテーマ。犠牲を美化しすぎず、遺された側の痛みまで描けるかが要になる。