ゲゲゲの鬼太郎
- 作者
- 水木しげる
- 発表
- 1965年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
幽霊族の少年鬼太郎が、目玉おやじやねずみ男らとともに、人間を脅かす妖怪たちの事件を解決していく妖怪漫画。貸本時代の墓場鬼太郎を前身に、1965年から少年誌で連載され、妖怪ブームの中心となった。
前身の墓場鬼太郎は1960年から貸本漫画として描かれ、1965年に週刊少年マガジンで連載が始まって国民的な人気を得た。日本各地の伝承に材を取った妖怪たちを、姿かたちを持つキャラクターとして体系的に描いたことで、忘れられかけていた民間伝承を現代の子どもの文化へ接続し直した功績が大きい。人間の側の欲や愚かさが騒動を招くという構図が基本で、怪異を通じて人間を描く方法は、後の妖怪・あやかしものの規範となった。
この作品が使っている物語の型
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。
- 日常が壊れる一日何の変哲もない一日の中に、それまでの日常を根底から変えてしまう出来事が紛れ込む主題。事件の大小よりも「その日から何かが違って見える」感覚を描く。