デビルマン
- 作者
- 永井豪
- 発表
- 1972–1973年
- 国
- 日本
- 媒体
- 漫画
心優しい高校生・不動明が、親友・飛鳥了に導かれてデーモンと合体し、悪魔の力で悪魔と戦うデビルマンとなる。人間の恐怖と憎悪が引き起こす惨劇を描き切り、少年漫画の枠を破壊した黙示録的傑作。
1972年から1973年にかけて連載された。悪魔との戦いの物語は後半、デーモンの存在に怯えた人間同士が疑心暗鬼で殺し合う魔女狩りの描写へ転回し、真の敵は人間の心だという結論へ突き進む。ヒロインの惨殺、人類の滅亡、そして親友の正体という結末までの畳みかけは、少年誌の連載として空前のものであり、読者に癒えない衝撃を残す作品の代名詞となった。終末もの・ダークヒーローものへの影響は現在まで及ぶ。
この作品が使っている物語の型
- 人間と人ならざるもの妖・精霊・付喪神など、人ではない存在と人間との間に結ばれる関係性。種としての違いを都合よく消さず、異質さを保ったまま心を通わせられるかが書きどころになる。
- 裏切り信頼していた相手に裏切られる、あるいは自分が裏切る側に回るテーマ。裏切りの動機に必然性を持たせられるかどうかが、物語の説得力を左右する。
- 断罪の場多くの目がある席で、罪や不正が明かされる舞台。裁定、査問、公開の集まりなど形は様々だが、説明台詞の羅列に陥りやすく、場を動かす手続きと視線の配置を設計しておく必要がある。