進撃の巨人の年表
結末・最新話まで書いてあります。 基準は2026年9月(全34巻・完結済み。基準は物語の最後の場面)。それ以降の出来事は入っていません。
この年表は、作中に明示される845年・850年・854年などの暦を軸にしている。西暦ではなく、シガンシナ区が破壊された845年を起点とする作中独自の年数である。yearsAgoは、物語の最終場面(エピローグの遠い未来)を0とした逆算値で、854年の出来事はそこからおよそ60年前、845年ならおよそ69年前、約2000年前のユミルの時代なら2060年前というように置いた。年数の間隔は作中で明示されていないので、並べ替えのためだけの目安である。年が不明な出来事は前後関係から推定し、approx: trueとした。
大地の悪魔とユミルの民 約2000年前
始祖ユミル・フリッツが巨人の力を得てから死ぬまでの13年間と、その力が9つに分かれた経緯。伝承や「道」での回想でしか語られない最古の時代。
- 約2000年前
ユミル・フリッツ、奴隷の少女として生きる
当時の大陸を治めていたフリッツ王国で、ユミルは口のきけない奴隷の少女として虐げられて生きていた。始祖の巨人を得る前の彼女の境遇は、後にミカサが「道」で対話した回想として作中に描かれる。
- 約2000年前
逃亡したユミル、地中の生命体に取り込まれる
王家の家畜を逃がした罰から逃げたユミルは、森の穴に落ち、地中で光る木の根のような生命体に取り込まれる。これが始祖の巨人と呼ばれる力の起源だとされるが、正体そのものは作中で説明し尽くされていない。
- 約2000年前
ユミル、巨人の力を得てフリッツ王に仕える
力を得たユミルは王のもとへ連れ戻され、以後13年にわたり戦争の道具や労役として使われ続けた。人々は彼女を「大地の悪魔」と呼んで恐れたと、道での回想に描かれている。
- 約2000年前
ユミル、王の娘の身代わりのように命を落とす
ユミルは王の娘をかばうようにして命を落としたとされる。死の場面の詳細は断片的にしか描かれておらず、経緯そのものが完全には確定していない。
- 約2000年前
ユミルの力が娘たちに受け継がれ、9つに分かれていく
ユミルの死後、その力は彼女の娘たちに引き継がれ、代を重ねる中で始祖・進撃をはじめとする9つの巨人へと分裂していったとされる。分裂の詳しい経緯は道の回想でしか語られない。
- 約2000年前〜以後2000年間
ユミルの魂が「道」に囚われ続ける
ユミルの魂は、すべての巨人の力の源である「道」という次元に2000年にわたって留まり続けることになる。歴代の継承者は死の間際にこの道でユミルと接触する。
- 約2000年前
「ユミルの民」という呼び名の由来
ユミルの力を継ぐことができる血筋、およびその力によって無垢の巨人にされうる人々全体が、後に「ユミルの民」と呼ばれるようになる。
- 時期は不明(ユミルの死の後)
フリッツ王家、始祖の巨人で大陸支配を広げ始める
始祖の巨人を手にしたフリッツ王家は、その力を軍事に用いて周辺地域への支配を広げていったとされる。この時期の詳しい経過は作中でほとんど描かれていない。
- 時期は不明
始祖の巨人の力の性質が定まる
始祖の巨人は、ユミルの民の身体と記憶を操る力を持つが、王家の血を引く者でなければその力を十分に発揮できないという制約が、この時代までに定まったとされる。
エルディア帝国とマーレの戦争 2000年前〜100年前
始祖の力を得たフリッツ王家がエルディア帝国として大陸を支配し、マーレの反乱によって崩れ落ちるまでの長い期間。詳細が分かる出来事は末期のごく一部に限られる。
- 約1800年前
エルディア帝国、大陸の広い範囲を支配下に置く
始祖の巨人を頂点とするエルディア帝国は、9つの巨人の力を軍事的に用いて周辺の国々を征服し、長きにわたって大陸の覇権を握った。この時代の具体的な出来事はほとんど描かれていない。
- 約1500年前
マーレを含む周辺諸国がエルディア帝国の支配を受ける
マーレをはじめとする周辺の民族は、エルディア帝国の支配のもとで迫害や搾取を受けてきたとされる。後のマーレ側の教育や歴史観は、この時代の記憶を土台にしている。
- 時期は不明(大巨人戦争より前)
マーレでエルディア人排斥の機運が高まる
エルディア帝国の支配に対する反発から、マーレ国内でエルディア人を敵視する空気が長い時間をかけて強まっていったとされる。
- 約145年前
大巨人戦争、マーレがエルディア帝国から7つの巨人を奪う
マーレは国内に潜んでいたエルディア人の内通者の助けを借り、エルディア帝国が保有していた9つの巨人のうち7つを奇襲によって奪取した。この戦争は大巨人戦争と呼ばれ、エルディア帝国の支配体制を崩壊させた。
- 約140年前
エルディア帝国が崩壊し、マーレが台頭する
主要な巨人の力を失ったエルディア帝国は急速に力を落とし、代わってマーレが世界の列強としての地位を確立していった。
- 約100年前
145代目カール・フリッツ王、戦争を望まずマーレに降伏する
当時の王カール・フリッツは、これ以上の戦争を続けることを望まず、マーレに対して事実上の降伏を選んだ。彼は平和主義者であったとされる。
- 約100年前
不戦の契りが結ばれる
カール・フリッツはマーレとの間で、二度とマーレを攻撃しないことを条件に和平を取り交わした。この誓いは不戦の契りと呼ばれ、以後の歴代王に受け継がれる。
- 約100年前
カール・フリッツ王、始祖の巨人の力で民の記憶を書き換える
フリッツ王は始祖の巨人の力を使い、自分に付き従うエルディア人たちの記憶から壁の外の世界や戦争の経緯を消し去った。
- 約100年前
残ったエルディア人を率いてパラディ島へ移る
フリッツ王は、記憶を書き換えられた民を連れてパラディ島へ渡り、以後この島を拠点とすることになった。
- 約100年前
壁が作られる——正体は自ら巨人化した信奉者たち
島を囲む三重の壁は、フリッツ王に従った人々が自らの意思で巨人化し、並び立った姿だとされる。壁の中に無数の巨人が隠されているという事実は、物語の中盤まで明かされない。
- 約100年前
マーレに残ったエルディア人が強制収容区に隔離される
パラディ島へ渡らずマーレの支配地域に残ったエルディア人は、以後、悪魔の子孫として強制収容区に押し込められ、腕章の着用を義務づけられるようになる。
- 約100年前
マーレ、奪った巨人の力で戦士候補生制度を作る
マーレは奪取した巨人の力をエルディア人の子供に植え付けて育成し、対外戦争の兵器として運用する戦士候補生制度を確立した。
壁の中の百年 100年前〜845年
パラディ島の壁内では記憶を書き換えられたまま平穏が続く一方、マーレの支配地域ではエルディア人への迫害と、グリシャ・イェーガーの前半生が進んでいく。
- 約90年前
王政、真の王家レイス家の存在を隠す体制を築く
始祖の巨人を継承する真の王家レイス家は、身分を隠して壁内で暮らし、表向きは別の家系が王として立てられる体制がこの頃までに整えられた。
- 約60年前
壁内の民、外の世界の記憶を持たないまま何世代も暮らす
記憶を書き換えられた壁内の民は、島の外に人類がいることも、自分たちがマーレから悪魔の子孫と呼ばれていることも知らないまま、平穏な暮らしを何世代も重ねていく。
- 約35年前
グリシャ・イェーガー、マーレの収容区で生まれる
後にエレンの父となるグリシャ・イェーガーは、マーレのエルディア人強制収容区リベリオで生まれ育った。正確な生年は作中で明言されていない。
- 約30年前
グリシャの妹ファイ、マーレ兵に殺される
グリシャの幼い妹ファイは、些細な行き違いからマーレ兵に殺害される。この出来事がグリシャをエルディア復権派へ向かわせる出発点になったと語られる。
- 約28年前
グリシャ、エルディア復権派に加わる
妹の死をきっかけに、グリシャは収容区の外へのエルディア人の権利回復を掲げる地下組織、エルディア復権派に加入する。
- 約25年前
スパイのエレン・クルーガー、進撃の巨人をグリシャに託す
マーレ軍内部に潜入していたエルディア復権派のスパイ、エレン・クルーガーは、自らが継承していた進撃の巨人をグリシャに継がせ、パラディ島へ渡って真の王家から始祖の巨人を奪うよう託した。
- 約23年前
グリシャ、ディナ・フリッツと政略結婚する
復権派の計画の一環として、グリシャは真の王家の血を引くディナ・フリッツと結婚させられる。グリシャ自身は別の女性を想っていたとされる。
- 約15年前
グリシャ、パラディ島へ潜入する
進撃の巨人を継いだグリシャは、パラディ島側に潜入し、島の外から来た人間であることを隠して暮らし始める。
- 845年より前
グリシャ、カルラと再婚しエレンが生まれる
島での生活の中で、グリシャはカルラと出会って再婚し、息子エレンをもうける。この時点でグリシャが自分の過去をどこまで伏せていたかは詳しく描かれていない。
845年 壁の崩壊 845年
物語が幕を開ける年。レイス家の襲撃、ウォール・マリアの崩壊、エレンの旅立ちの決意までが同じ年のうちに起こる。
- 845年
グリシャ、レイス家を襲い始祖の巨人を奪う
グリシャは進撃の巨人の力で真の王家レイス家を襲撃し、当時の始祖の巨人の継承者フリーダ・レイスを喰らって始祖の巨人を得る。娘のヒストリア(クリスタ)だけは手にかけられず生き延びる。
- 845年
グリシャ、ウォール・シーナの住民の記憶を書き換える
始祖の巨人を得たグリシャは、その力を使ってウォール・シーナ内の住民から、レイス家襲撃をめぐる出来事の記憶を消し去った。
- 845年
超大型巨人、シガンシナ区の壁を破壊する
ある日、超大型巨人がウォール・マリア南端シガンシナ区の壁を蹴破り、続いて鎧の巨人が壁の壊れ目からもろもろの巨人を区内へ導き入れる。壁の崩壊が物語の幕開けとなる。
- 845年
エレンの母カルラが巨人に食い殺される
崩れた家の下敷きになったカルラを助け出す間もなく、一体の巨人が現れてカルラを食い殺す。エレンとミカサはその場面を目の当たりにする。
- 845年
母を食った巨人はディナ・フリッツだったと後に判明する
この時カルラを食った巨人の正体は、無垢の巨人となり果てたグリシャの元妻ディナ・フリッツだったことが、物語の終盤で明かされる。
- 845年
エレン、巨人の駆逐を誓う
母を目の前で失ったエレンは、巨人をこの世から一匹残らず駆逐すると誓う。この誓いが物語全体を貫く出発点になる。
- 845年
エレン一家に引き取られていたミカサ、共に避難生活へ入る
以前エレンの一家に助けられ引き取られていたミカサは、この年、エレンやアルミンと共に避難生活へ入っていく。
- 845年
壁内人類、ウォール・マリアを放棄する
シガンシナ区陥落を受け、人々はウォール・マリア内の土地を放棄し、ウォール・ローゼの内側へ撤退する。
- 845年
グリシャ、エレンに地下室の鍵と記憶を託して姿を消す
グリシャは、幼いエレンに地下室の鍵を渡し、いずれそこへ行くよう言い残したうえで姿を消す。この時グリシャがエレンに何をしたのかは、物語の終盤まで明かされない。
- 845年
エレン・ミカサ・アルミン、訓練兵団への入団を決意する
巨人と戦うため、あるいは壁の外の世界を知るため、エレンたちは三人で訓練兵団に入ることを決める。
847〜851年 調査兵団と巨人の正体 847〜851年
訓練兵団を経て配属されたエレンが巨人化能力を発現し、仲間の中に敵がいることが徐々に判明していく期間。
- 847年頃
104期訓練兵団の訓練が始まる
エレン、ミカサ、アルミンをはじめとする104期訓練兵団の3年間の訓練が始まる。同期にはジャン、コニー、サシャ、ライナー、ベルトルト、アニ、クリスタらがいた。
- 850年頃
104期訓練兵団が卒業する
3年間の訓練を終えた104期は、エレンが総合成績5位、ミカサが首席で卒業する。ライナーとベルトルトの成績も上位に入っていた。
- 850年頃
エレンら、トロスト区に配属される
卒業後、エレンとミカサ、アルミンらはウォール・マリア内トロスト区の駐屯地に配属される。
- 850年頃
トロスト区の壁が再び破られ、巨人が侵入する
配属直後、トロスト区の壁が超大型巨人によって内側から破られ、巨人の大群が区内に侵入する。
- 850年頃
エレン、巨人に食われるが自らも巨人化する
仲間を守ろうとした際にエレンは一度巨人に食われるが、直後、自身が巨人に変身する能力を持つことが判明する。
- 850年頃
エレンの巨人化した力で壁の穴が塞がれる
エレンは自らの巨人の力で岩を運び、破られた壁の穴を塞ぐことに成功し、トロスト区の巨人を殲滅する足がかりを作る。
- 850年頃
エレンの処遇をめぐる裁判が開かれる
人間でありながら巨人化するエレンをどう扱うかをめぐり、憲兵団と調査兵団の間で裁判が開かれ、リヴァイ兵長の預かりとして調査兵団配属が決まる。
- 850年頃
エレン、調査兵団に配属される
裁判の結果、エレンは調査兵団に配属され、ミカサとアルミンも本人の希望で調査兵団に加わる。
- 850年頃
第57回壁外調査が行われる
エレンの巨人化能力を実戦で活かし、ウォール・マリア奪還の足がかりを探る目的で第57回壁外調査が行われる。
- 850年頃
女型の巨人が調査兵団を襲う
調査中、人間並みの知能と戦闘力を持つ女型の巨人が現れ、エレンの捕獲を試みるとともに、居合わせた多くの兵士を殺害する。
- 850年頃
女型の巨人との戦いで多数の兵士が犠牲になる
女型の巨人を止めようとした立体機動の熟練兵たちが次々と犠牲になり、調査兵団は大きな損害を受けて撤退する。
- 850年頃
アニ・レオンハート、女型の巨人だと発覚する
王都での戦闘の末、エレンの同期であったアニ・レオンハートが女型の巨人の正体であったことが判明する。
- 851年頃
アニ、自らを水晶で覆い意識を絶つ
追い詰められたアニは、自らの体を硬質化させた水晶の中に閉じこもり、以後長期にわたって沈黙状態に入る。
- 851年頃
巨人の中に人間がいるという事実が兵団内で共有される
アニの一件により、巨人の中に人間が入っている場合があるという事実が調査兵団の共通認識として固まる。以後、身近な人間の中に敵が潜んでいる可能性が疑われるようになる。
- 851年頃
憲兵団の一部に王政側の思惑が絡んでいることが示唆される
王都の憲兵団の一部が、エレンの処遇や巨人の情報統制に、単なる治安維持を超えた思惑で関わっていることが徐々に示唆されていく。
- 851年頃
エレンの巨人化能力の詳細が兵団内で検証される
硬質化能力や巨人化の持続時間、記憶の一部が失われる副作用など、エレンの能力の詳細がこの時期に兵団内で検証されていく。
- 851年頃
調査兵団、ウォール・マリア奪還作戦の準備を進める
これまでの調査と戦闘の蓄積を踏まえ、調査兵団はシガンシナ区の奪還と地下室の謎の解明に向けた大規模作戦の準備を始める。
851年 王政と地下室 851年
巨人の正体が同期の兵士だったと判明し、王政の記憶操作、真の王家レイス家、地下室の真実が次々と暴かれていく。
- 851年
ウォール・ローゼ内のラガコ村に巨人が出現する
壁の外に出ていないはずのウォール・ローゼ内に巨人が現れ、村が壊滅する事件が起こる。この巨人の出所が王政側の指示によるものだったことが後に判明する。
- 851年
ライナーとベルトルト、鎧の巨人・超大型巨人だと発覚する
ラガコ村の一件を追う中で、エレンの同期であったライナー・ブラウンとベルトルト・フーバーが、845年にウォール・マリアを破壊した鎧の巨人・超大型巨人本人であったことが判明する。
- 851年
ライナーとベルトルト、エレンの奪取を試みて離反する
正体を明かしたライナーとベルトルトは、エレンを連れ去ろうとして調査兵団と交戦し、そのまま壁の外へ去っていく。
- 851年
ウォール・マリア最終奪還作戦が行われる
調査兵団は壁外の巨人を一掃し、シガンシナ区を含むウォール・マリア全域の奪還を目指す大規模作戦を実行する。
- 851年
シガンシナ区が奪還される
多くの犠牲を払いながら、調査兵団は845年に失われたシガンシナ区の奪還に成功する。
- 851年
エレン、地下室にたどり着く
シガンシナ区奪還後、エレンは父グリシャが遺した自宅の地下室にようやくたどり着き、グリシャの手記を発見する。
- 851年
地下室の手記により、壁の外に人類が存在すると判明する
グリシャの手記から、壁の外には海があり、パラディ島以外にも人類が存在すること、そして壁内の人類が世界から悪魔の子孫と呼ばれていることが判明する。
- 851年
真の王家レイス家と始祖の巨人、不戦の契りの存在が明らかになる
手記と、その後のレイス家をめぐる一連の事件を通じて、真の王家レイス家の存在、始祖の巨人の在り処、145代目の不戦の契りといった歴史の枠組みが、エレンたちに明らかになっていく。
- 851年
クリスタ・レンズ、レイス家の娘ヒストリアだったと判明する
訓練兵団時代からエレンたちと共にあったクリスタ・レンズが、実はレイス家の娘ヒストリア・レイスであったことが判明し、以後王家をめぐる物語に深く関わっていく。
854年 マーレとの戦争 854年
舞台がマーレへ移り、視点も敵国側の少年少女に切り替わる。潜入作戦を経て、対立の構図が種族対怪物から民族対民族へ組み替わる。
- 854年
舞台がマーレへ移り、戦士候補生ガビ・ファルコらの視点が描かれる
物語の視点がマーレの収容区出身の戦士候補生、ガビ・ブラウンとファルコ・グライスらに切り替わり、パラディ島側からは見えなかったマーレ社会の姿が描かれていく。
- 854年
巨人がマーレの兵器として運用されていることが明かされる
マーレにとって巨人は超常の怪物ではなく、エルディア人を収容区で管理・徴用したうえで運用する兵器であることが、マーレ側の視点を通して明確に描かれる。
- 854年
壁内人類が世界から悪魔の一族と見なされていることが改めて示される
マーレ社会の教育やプロパガンダを通じて、壁内人類が島に逃げ延びた悪魔の末裔として世界中から恐れられている現状が描かれる。
- 854年
エレンら、マーレへの潜入作戦を実行する
パラディ島側は、始祖の巨人を継ぐジーク・イェーガーの捕獲・接触などを目的に、エレンを含む部隊をマーレ本国へ潜入させる。
- 854年
エレン、マーレ建国祭でジークら戦士たちを強襲する
マーレの祝祭の場で、エレンは巨人化して獣の巨人ジーク、鎧の巨人ライナー、戦鎚の巨人らと交戦し、多数の犠牲者を出す大規模な襲撃を引き起こす。
- 854年
戦鎚の巨人の正体がタイバー家の人間だと判明する
建国祭での戦いを通じて、戦鎚の巨人が有力者一族タイバー家の人間によって継承されていたことが明らかになる。
- 854年
アニ・レオンハート、水晶から目覚める
長く水晶の中で沈黙していたアニが、この時期に目を覚まし、再び物語の表舞台に関わるようになる。
- 854年
エレン、ジークと接触し地鳴らし発動の条件が整う
マーレ建国祭の混乱の中でエレンはジークと接触する。王家の血を引くジークと始祖の巨人の継承者であるエレンが揃ったことで、地鳴らしを発動させるための条件がここで整っていく。
- 854年
パラディ島でイェーガー派によるクーデターが起こる
マーレでの一件を経て、パラディ島の国内ではフロックを中心とするイェーガー派が、エレンを絶対視する形で実権を掌握する。
- 854年初頭
各国連合軍がパラディ島へ進軍する
エレンによるマーレ建国祭襲撃を受け、世界各国は連合してパラディ島への攻撃を準備し始める。
- 854年
旧調査兵団の残党、エレンの真意を確かめようとする
イェーガー派の掌握下にあるパラディ島で、ミカサ、アルミンら旧調査兵団の一部は、エレンが本当は何をしようとしているのかを探ろうとする。
- 854年
エレン、始祖の巨人の力を発動させる
ジークとの接触を経て、エレンはついに始祖の巨人の力を発動させ、壁の中に眠っていた無数の超大型巨人を目覚めさせる態勢に入る。
854年 地鳴らしと結末 854年
地鳴らしの発動から、エレンの死、ユミルの解放、巨人の力の消滅までが同じ年のうちに起こる、物語の決着の章。
- 854年
地鳴らしが始まる
エレンは始祖の巨人の力で、壁の中に眠っていた無数の超大型巨人を一斉に目覚めさせ、大陸へ向けて進軍を開始する。
- 854年
地鳴らしの目的がパラディ島以外の全人類の殲滅であることが示される
地鳴らしの標的は特定の敵国ではなく、パラディ島の外にいる人類そのものであることが明かされる。
- 854年
地鳴らしにより世界人口の約8割が失われる
超大型巨人の群れが大陸を踏み進む中で、エレン自身が後に、これによって世界の人口のおよそ8割を殺したと語っている。
- 854年
旧調査兵団の残党と、かつての敵が同じ側に立つ
エレンを止めるため、ミカサ、アルミンら旧調査兵団の残党と、ライナー、アニ、ピーク、ガビら元は敵対していたマーレ側の人間たちが手を組み、飛行艇で地鳴らしを追う。
- 854年
ハンジ、撤退援護のため特攻し戦死する
追撃の過程で、調査兵団第14代団長ハンジ・ゾエは仲間の撤退を援護するため単身で敵に立ち向かい、命を落とす。
- 854年
リヴァイ、ジークと交戦する
地鳴らしを止める戦いの中で、リヴァイ兵長は獣の巨人ジーク・イェーガーと単身で直接交戦することになる。
- 854年
リヴァイ、右手の指2本と右目を失う重傷を負う
ジークとの戦いの中でリヴァイは右手の指を2本と右目を失う重傷を負い、この傷は物語の終盤まで癒えないまま残ることになる。
- 854年
リヴァイ、ジークを討つ
右手の指と右目を失うほどの重傷を負いながらも、リヴァイは最終的にジークを討ち取り、獣の巨人による脅威を止める。
- 854年
アルミン、超大型巨人化しエレンの本体を爆破する
超大型巨人の力を継承していたアルミンが、地鳴らしの本体であるエレンの巨人を爆発によって砕く。
- 854年
ミカサ、エレンの首を切り落とす
爆発の隙にエレンの本体へ踏み込んだミカサが、剣でエレンの首を切り落とし、地鳴らしを終わらせる。
- 854年
道でエレンとアルミンが対話し、エレンが全てを仕組んでいたことを認める
決着の前後、精神世界「道」でエレンとアルミンが対話する場面が描かれる。エレンはこの結末を自分で仕組んでいたこと、仲間たちが自分を止める英雄になるよう仕向けたこと、ミカサを他の誰にも渡したくなかったことを語る。
- 854年
ミカサ、道で始祖ユミルと対話しユミルを解放する
エレンの死後、ミカサは道で2000年間縛られ続けていた始祖ユミルと向き合い、感謝と別れを告げる。これによってユミルは解放される。
- 854年
巨人の力そのものが消滅する
ユミルの解放と同時に、巨人の力そのものがこの世から消滅する。無垢の巨人にされていた者、九つの巨人の継承者たちは、すべて人間の姿に戻り、ユミルの民は13年の寿命の呪いから解放される。
その後 854年以降
地鳴らしの終結から、単行本34巻収録時に加筆された遠い未来のエピローグまで。時間経過は明示されるが、詳細は断片的にしか描かれない。
- 854年
生存者が確定する
地鳴らしの終結時点で生き残ったのは、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ジャン、コニー、ライナー、アニ、ピーク、ガビ、ファルコ、ヒストリア、オニャンコポンらであった。
- 857年(3年後)
アルミンら、和平大使としてパラディ島へ渡る
地鳴らしから3年後、アルミンらは和平大使としてパラディ島へ渡り、女王となっていたヒストリアに出迎えられる。
- 857年頃
ミカサ、エレンの首をシガンシナ区の丘に埋葬する
ミカサはエレンの首をシガンシナ区の丘に立つ大樹の根元にひそかに埋葬し、以後その墓を守り続ける。
- 時期は不明(遠い未来)
ミカサ、家族を持ち天寿を全うする
ミカサはやがて家族を持ち、老いて生涯を終えたと読み取れる。最期はエレンから贈られたマフラーとともに葬られたとされる。
- 時期は不明(さらに遠い未来)
パラディ島も戦火に呑まれ文明が崩壊する
さらに時代が下ると、平和は長くは続かず、パラディ島もまた戦争に呑まれ、文明そのものが崩壊してしまった姿がエピローグに描かれる。
- 時期は不明
荒野を歩く少年と犬が丘の大樹を見上げ、物語が終わる
荒れ果てた土地を一人の少年が犬を連れて歩き、丘に立つ巨大な木を見上げる場面で物語は幕を閉じる。この場面は雑誌掲載版のあとに単行本34巻収録時へ加筆されたものである。
確認できなかったこと
年表の作り方に関わる判断と、裏の取れていない年をここに残しています。
- グリシャ・イェーガーの正確な生年、および妹ファイが亡くなった正確な年は作中で明言されていない
- エルディア帝国がマーレ以外の周辺国をどこまで支配していたか、具体的な版図や年代は作中で詳細に描かれていない
- ユミル・フリッツが力を得てから死ぬまでの13年間の出来事は、道での断片的な回想以外にほとんど描かれていない
- ミカサが後にどのような相手と家族を持ったかは作中で明示されていない
- 最終話近辺の「道」での対話や、遠い未来のエピローグの正確な経過年数は、いずれも作中で年号として明言されていない
出典
筋を通して読むならネタバレ解説に。