元同僚
同じ職場で働いた時期を共有しながらも、転職や異動によって離れてしまった二人を描く関係性。職場という共通の記憶だけを頼りに再び関わり合う難しさが核になる。
同じ職場で机を並べて働いた時期を共有しながらも、転職や異動、独立などによって離れてしまった二人を描く関係性である。かつては業務を通じて日常的に顔を合わせていた相手と、離れてからは連絡を取る理由も機会もなくなっていく。それでも当時の記憶は互いの中に残り続け、何かのきっかけで再び関わることになったとき、当時の上下関係や役割意識が消えずに残っていることに、双方が戸惑いを覚える。
元同僚という関係性の面白さは、離れた後にそれぞれが歩んだ道の違いにある。同じ職場を出発点にしていたはずの二人が、まったく違う場所で成長していた事実に直面したとき、かつての関係をどう更新するかが問われる。
型のバリエーション
- 転職後に思いがけず再会し、当時とは違う立場で関わり合う型。
- 独立した元同僚が、かつての同僚を新しい仕事のパートナーとして誘う型。
- 疎遠になっていた理由が、実は些細な誤解だったと分かる型。
- かつての上下関係が、再会した時点では逆転している型。
- 元同僚との再会が、当時未練を残していた感情に再び向き合わせる型。
筋書きの例
- 部下として面倒を見ていた元同僚が独立して起業しており、久しぶりの再会で対等な取引相手として向き合うことになった上司が、かつての上下関係の感覚をなかなか手放せない。
- 転職を機に疎遠になっていた元同僚と偶然同じプロジェクトで再会し、当時語れなかった本音をようやく交わすことになる。
- 円満とは言えない形で職場を去った元同僚と、数年後に取引先として再会した人物が、当時のわだかまりと向き合わざるを得なくなる。
組み合わせやすい題材
関係性の「上司と部下」「同期入社」と特に相性がよい。プロット型の「二度目の人生」と重ねると、それぞれの再出発を経た上での再会という文脈を加えられる。