未解明世界と歴史初出: 単行本90巻

巨大な麦わら帽子は誰のものか

マリージョアの地下に氷漬けで保管されている、常人の数倍の大きさの麦わら帽子。主人公が受け継いだ帽子と同じ形をしており、両者の関係が問われている。

本文の内容に触れています。未読の方はご注意ください。内容は2026年8月時点のものです。連載中の作品です。ここでの「未解明」は2026年8月時点のものであり、その後の展開で答えが出ている場合があります。最新話の内容には踏み込まず、単行本収録分までを扱う方針です。

作中で確定していること

ここに書かれているのは推測ではなく、作品内で明示された事柄です。 仮説はすべてこの前提の上に立ちます。

競合する仮説(3件)

以下はいずれも読者による推測であり、作品が認めた答えではありません。 根拠と同じだけ反証も併記しています。

  1. ジョイボーイのものである説

    有力

    800年前の人物ジョイボーイが巨人族あるいはそれに近い体格であり、この帽子はその遺品だとする見方。

    根拠

    • 主人公の帽子と同じ形である点が、両者を継承の線でつなぐ。
    • 世界政府がわざわざ保管し秘匿している以上、空白の100年の当事者の遺品と考えるのが最も整合する。
    • 解放の象徴とされる存在の持ち物であれば、露見が体制を脅かすという扱いも通る。

    反証・弱点

    • ジョイボーイの体格について作中に直接の記述がない。
  2. 太陽の神ニカのものである説

    根強い

    伝承上の存在ニカの持ち物であり、帽子そのものが信仰の対象だとする見方。

    根拠

    • ニカとジョイボーイは近い存在として語られており、象徴物を共有していても不自然でない。

    反証・弱点

    • 伝承上の存在の持ち物が実物として残っている構図には、追加の説明が要る。
  3. 巨人族の王のものである説

    少数

    寸法から素直に、巨人族の中の重要人物の遺品だとする見方。

    根拠

    • 作中の巨人族の体格と寸法がおおむね一致する。

    反証・弱点

    • 麦わら帽子という記号は作中で一貫して継承の線に置かれており、巨人族と直接結ばれていない。

麦わら帽子は、この作品でほぼ唯一、登場人物ではなく物が主題を担っている記号である。ロジャーからシャンクスへ、シャンクスからルフィへと渡り、そのたびに「返す」約束が交わされてきた。物語の題名に次いで重い意味を負わされた小道具といってよい。

その帽子と同じ形のものが、体制の中枢に氷漬けで保管されていた。この一点の提示だけで、継承の線が現代の三人ではなく800年前まで伸びていることが読者に伝わる仕掛けになっている。誰のものかという問いは、そのまま「継承はどこから始まったのか」という問いである。

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