モチーフ・題材

声・録音

文字では伝わらない抑揚や間そのものが記録される音声というモチーフ。もう会えない相手の声が、テープや留守番電話の中にだけ残っているという設定と相性がよい。

#声#録音#モチーフ

文字にすれば失われてしまう抑揚や間そのものが記録される、声・録音というモチーフである。写真が姿を留めるのに対し、録音された声はその人が話していた瞬間の呼吸や躊躇いまでも留める。もう会えなくなった相手の声が、古いテープや留守番電話の中にだけ残っている――そうした設定は、写真とは違う質の喪失と再会を描く手段になる。声は再生するたびに同じように蘇るが、聞くたびに受け手の心境は変化していくという非対称さも、このモチーフならではの味わいである。

録音というモチーフはまた、聞き返すという能動的な行為を伴う点でも独特である。何度も繰り返し聞き返す、あるいはあえて聞かないようにしてきたという選択そのものが、当人の心の状態を映す。

型のバリエーション

筋書きの例

組み合わせやすい題材

舞台の「深夜ラジオのブース」、モチーフの「写真」と特に相性がよい。プロット型の「手紙・遺品から始まる」と重ねると、遺品としての録音というさらに重い切り口を持たせられる。

関連項目

同じモチーフ・題材の項目

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